「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第5.1版)」が改定されました
《改定内容》
1 病原体・疫学
- ・変異株について更新、懸念される変異株(VOC)の呼称にギリシャ文字を使用
- ・主要なVOCの概要を更新、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)について追加
- ・国内発生状況を更新
2 臨床像
- ・重症化マーカーTARCについて追加
- ・症状の遷延について厚生労働科学特別研究事業の中間集計報告を追加
3 症例定義・診断・届出
- ・病原体診断について更新
4 重症度分類とマネジメント
- ・ECMO、血液浄化療法について更新
- ・ワクチン接種後に生じる血小板減少症を伴う血栓症(TTS)について追加
- ・患者急増の際の入院優先度判断の考え方について追加
5 薬物療法
- ・有効性を認めなかった薬剤にカモスタットを追加
- ・ファビピラビルを妊娠する可能性のある婦人に投与する場合の注意喚起を更新
- ・ナファモスタット吸入薬の開発中止について記載
- ・その他の薬剤に企業治験中のAT-527、GSK3196165IV、GSK4182136、REGN-COV2を追加
6 院内感染対策
- ・環境整備について更新
7 退院基準・解除基準
- ・期間計算のイメージ図を更新
- ・変異株の PCR 検査とゲノムシークエンスに関して追記
- ・抗原定量検査の追加承認にともなう抗原検査に関する記載の変更
- ・鼻腔検体について有効性の最終研究結果を記載
- ・検体自己採取のガイドラインを記載
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