2025年度 日臨技九州支部
医学検査学会(第59回)
学会長 門脇 和秀

 2025年度九州支部医学検査学会(第 59 回)開催にあたり、長崎県臨床検査技師会を代表いたしまして、ご挨拶申し上げます。
 本学会は、長崎県の中心部に位置する大村市にあります「シーハットおおむら」を会場として 2025年10月18日(土)~19日(日)の2日間の日程で開催いたします。
 学会テーマは、「開け未来への扉~臨床検査の新たな価値を創造 ~」と致しました。これからの臨床検査および臨床検査技師の未来について考え、自らが行動するきっかけになるような学会にしたいと思っています。

 学会企画として、教育講演、文化講演、特別講演、長臨技企画、日臨技企画 2 演題、学生フォーラム、各種シンポジウム、情報交換会、企業展示を予定しております。特に本学会の超目玉として朝長万左男先生に文化講演をお願いしております。長崎の被爆者で医師でもある朝長先生は、被爆による人体への影響を長年研究され多大な功績を残されています。長年の研究そして被爆者という立場での活動については、2024年12月に行われた日本被団協のノーベル平和賞受賞に伴って世界的に注目を浴びており、その言動に大きな影響力を持った存在であると言えます。講演では医師として被爆者としての視点から、医療および世界平和に向けた内容についてご講演いただけるものと楽しみにしています。
 特別講演は「ポンペ・ファン・メールデルフォールトによる日本初の近代臨床検査医学講義」というタイトルで相川忠臣先生にご講演いただきます。さらに教育講演は救急医である早川航一先生に災害医療をテーマにご講演いただく予定にしています。
 また、本学会においては一般演題の目標数を 100 演題にしておりますので、会員の皆様には積極的な登録をお願いいたします。

 大村市は長崎県のほぼ中央に位置し長崎空港や西九州新幹線新大村駅があり、何といってもアクセスのしやすさがあります。会場近くにある大村公園(玖島城跡)は日本のさくら名所100選!日本の歴史公園100選!西日本随一の花菖蒲園!として人気のスポットです。会場から徒歩10分のところには大村ボートレース場があり、イオン大村ショッピングセンターにおいては会場の目の前にあります。10万人弱の小さな市ですが、長崎県内においては珍しく人口増加を続けている活気あふれる街でございます。足を延ばせば長崎市、手前には嬉野温泉など近隣の観光も楽しめますので、皆様お誘いあわせの上ご参加いただきますようお願い申し上げます。皆様とお会いできますことを長臨技会員一同、心より楽しみにしております。